アイアンマン2

さっそく見てきました。

前作で「俺、アイアンマン!」と世界に宣言した我らがトニー・スターク社長。今回も派手なライフスタイルは相変わらずで、冒頭から個人単位で万博を開催したり、政府の公聴会でアイアンマン・スーツは破壊兵器だと息巻く議員を煙に巻いたりとやりたい放題。ここで出てくる北朝鮮やイラン製のパチもんアイアンマンの記録映像がまた素晴らしくて、つい「ロボコップ2」の試作ロボコップを思い出しました。

しかしその一方、胸のアーク・リアクターの不調から余命いくばくもないことを知り、ついに社長業とアイアンマン業をそれぞれ引き継ぐ2代目を選ぶことに…


2代目アイアンマンを襲名するグウィネス・パルトロウ(ウソです)。


と、柄にもなくあれこれ悩むスタークを叱咤激励するのはもちろんこの人。説教は俺に任せろー!


そんなスタークの苦労をよそに、勝手に彼をライバル視して絡んでくる兵器会社の社長、ジャスティン・ハマーさん。原作にも出てくる悪役だそうですが、どこからどう見ても演じるサム・ロックウェルのイメージそのまんま。

一方的にスタークにまとわりついて「気持ち悪いんだよ!」と追い払われたり(トニーじゃなくアンソニーと呼びかけるのがまたおかしい)、得意のダンスステップを披露したりと、こちらもやりたい放題。知らなかったんですが、サム・ロックウェルは「アイアンマン」主演候補のひとりだったんですね。もし彼がトニー・スタークを演じてたら…という役を楽しそうに演じています。



もうひとり大活躍するのが、初登場の謎の美女ブラック・ウィドー。スカーレット・ヨハンソン大暴れ!



ついでに監督のジョン・ファヴローも大暴れ!



と、ほとんどの主要登場人物それぞれに見せ場を与えた結果、いちばん影が薄くなってしまった人↓。

まさかミッキー・ロークは、このシーンが一番カッコいいとは思わなかったよ…もっとメチャクチャやってくれると期待してたのに…。



最後の決戦も意外と狭い箱庭みたいなところで戦ったりと、あれこれ詰め込み過ぎて終盤息切れする印象は否めないのですが、前作のテレンス・ハワードからローディ役を引き継いだドン・チードルが本当にアメコミ・ヒーローの相棒役を務めるというのはちょっと感慨深いですね。なぜ感慨深いのかについては「Booleg Vol.1」のギッチョさんの記事を読まれることをオススメします。
ビデオマーケット−Bootlg Vol.1


(しかし前作ではあんなにスーツ着たそうだったのに、今回はキャラが変わってしぶしぶ着る感じ…)


それから今回はあちこちに「マイティ・ソー」や「キャプテン・アメリカ」そして「アベンジャーズ」に向けての伏線が張られており、エンドクレジット後にもまだ続きがあるので、これから見る方はくれぐれもお見逃しのないように。


とりあえず、「マイティ・ソー」楽しみだな!