夏帆ちゃん「きな子 見習い警察犬の物語」見たよ
夏帆写真集 Breeze with きな子 (Angel works)
- 作者: 山本絢子
- 出版社/メーカー: SDP
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: 大型本
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監督・脚本ともにテレビ畑の人ということで不安もあったものの、同じ犬でも訓練士によって能力が発揮できなくなることをワンカットの長回しで見せる丁寧さや、必要以上に感動を押し付けず、常にウェットよりユーモアに流れる展開も自分好み。あっさりしすぎて予告篇以上のことがまったく起きないのが難点ですが、夏休みのファミリー向け映画としては水準作ではないでしょうか。ちなみに自分が劇場で観たときは、席の左隣が女子小学生、右隣が女子中学生という状況でした。
以下見ていて気づいた点を。
●評価の分かれそうな結末は、ノベライズを読むとちゃんとエピローグが用意されていたことが分かる。最初から撮らなかったのかカットしたのか。
●ずっこけるきな子や飛んでくるチョウチョ、ヘリのローターが巻き上げる水煙、「ターミネーター」ばりの地平線に広がる暗雲、といった画作りに思いのほかVFXを多用。
●これは別にテレビの監督だからという話ではないのだろうけど、ときどきものすごく画面が暗かったり、フェードアウトの多用が気になる。ディザスター映画調の導入部はかっこいい。
●衰弱した幼いきな子を診る獣医として蛭子能収が1シーンだけ登場するが、そのあと主人公の世話でみるみるきな子が元気になるので、どうしても蛭子さんがきな子に毒を盛っていたようにしか見えない。
●板東英二は何のために出てきたの?
●エンドクレジットの協力の欄にレツゴー正児と諏訪太朗の名前があったのはなぜ?
●ドラマの最初のほうは犬のウンコがキーワードになっているので、あそこでもし「犬の健康も大事だが訓練士の健康も大事だ!だからお前のウンコもワシがチェックしたる!」「えーっ、そんなぁ……どうせなら所長より田代先輩にチェックされたいですぅ……」という展開があったら間違いなく今年のベストワン映画決定。
●というわけで今度健康チェックさせてください。わんわん。
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