マニアック・コップ

マニアック・コップ [DVD]

マニアック・コップ [DVD]

 監督ウィリアム・ラスティグ、脚本ラリー・コーエン、製作ジェームズ・グリッケンハウスとNYインディーズの娯楽派が結集して作り上げた、不死身の殺人警官が大暴れするアクション・ホラーの傑作。DVDが届いたので早速見ました。
 裏ジャケットではなぜか初DVD化となってますが、旧版よりは画質・音質ともに格段に向上。例の「日曜洋画劇場」用追加シーンは特典映像として別収録で、はじめてビデオで見た時の感動がよみがえります。
 今回見直してようやく気づいたのは、事件の鍵を握る松葉杖の婦人警官が「刑事マディガン」や「組織」のシェリー・ノースだったこと!それと「レイジング・ブル」ことジェイク・ラモッタ本人の出演場面も確認することができました(なんでそんな人が出てるのかというと、ラスティグ監督は彼の甥っ子だから)。
 スタッフ・キャストによる和気あいあいとした音声解説も楽しいのですが、一番面白かったのはマニアック・コップを演じたロバート・ズダールのインタビュー。劇中とは打って変わった柔らかい物腰で、
「本職の警官にもこの映画は人気があるんだ…『あんな風に悪い奴らをぶち殺したい』って言ってたよ」
「(ヒロインを演じた)ローレン・ランドンとはお互いをよく知ってるよ…まだ700ドル返してもらってないけど。話せるのはここまでだ」
 と、大人の魅力あふれるトークを聞かせてくれます。
 この後、よりアクション色を強めつつ第3作まで作られた本シリーズや、ジョー・スピネルが女の頭皮を剥がしまくる「マニアック」などの監督として認知されることの多いウィリアム・ラスティグですが、実際には「インフェルノ」でNYロケを行ったダリオ・アルジェントをサポートしたり、若き日のタランティーノに「狼/男たちの挽歌最終章」のビデオを見せてジョン・ウーの存在を教えたり(後に決別したらしいけど)、アンカーベイ社を設立して忘れられたB級映画群をハイクオリティなDVDソフトとして再び世に送り出したりと、数々の功績を残した“ジャンル映画界の坂本龍馬”と呼びたいくらいの偉人なんですよね。
 というわけで「マニアック・コップ2」「3」もぜひリリースしていただきたい。


 最後にジェイ・チャタウェイのカッコ良すぎるテーマ曲を聴いていただこうと思ったんですが、適当な音源が見つからなかったため、代わりに「マニアック・コップ2」より「Maniac Cop Rap」をお送りします!