石井輝男監督墓参の旅(後編)
はい、昨日の続きです。
網走監獄を後にして、一路石井監督の眠る「潮見墓園」へと向かったのですが…
場所がわからん。
いや一応地図も用意していったのですが、不慣れな土地ゆえ、探し当てるまで小一時間もかかりました。
墓地は町外れの丘の中腹にある、緑に囲まれた静かできれいな所です。
ただ看板等が一切ないので、もし訪問を計画されている方は、きっちり場所を調べていかれたほうがいいでしょう。
さて、墓地にはたどり着いたものの、
墓石の位置がわからない。
これに関しては一切手がかりがないので、「続・夕陽のガンマン」のイーライ・ウォラックよろしく墓から墓へと走り回らなければダメか、と思った瞬間、
あっさり見つかりました。
墓地の入口から、中心部にある休憩用のあずまやに向けて進み、少し通り過ぎた辺りの右手にありました。
左右の銘盤には、演出した劇場作品のフィルモグラフィが刻まれています。
(↑不気味な男の姿が映りこんでいますが、気にしないで下さい)
小さくて分かり難いですが、ちゃんと「恐怖奇形人間」も「惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団」も記載されてます。
そして、これが健さんの筆による銘文です。美しい。
訪れる前までは、もっといかにもお墓っぽいものを想像していたのですが、実際には、監督の業績を記念したモニュメントのようにも見えます。監督のために奔走した皆さんの想いが感じられるようです。
これで、墓の下に貞操帯の鍵が埋められていれば完璧なのですが。