五月の七日間(その2)

●第3日
 前の二日間でちょっと疲れたので、今日はひと休みする。
 夜はブログのデザインを変更しようとあれこれ試す。1カラムのシンプルさもいいけど大きい画像用のブログは別に作っちゃったし、やっぱり3カラムの壁新聞的なレイアウトも捨てがたい。さんざん迷ったあげくこのデザインに決定。
 それにしても、公開デザインのカテゴリー分けにはカラム数別の項目があってもいいような気がする。

●第4日
 ようやく桜が咲いたらしいので、ひさびさに友人の勤める店で昼食を食べてから写真を撮りに行こうとおもったら、テレビ局が取材に詰めかけていたので後日に変更。日本でもっとも遅い開花なので、例年必ずニュースで紹介される。

 昼食。
 友人(♀)に「最近どうよ?」って聞いたら「今日は競馬のことで頭がいっぱい!」と答えられた。食事をしつつ、携帯からワッサーで文学フリマの様子を伺う。
 天気がいいのでそのまま撮影がてらドライブに行ったら、カメラの電池切れで数枚撮ったところで帰る。
 車内で流していた「トーキングウィズ松尾堂」のゲストが緒川たまきであることに途中で気づいて、もっと真剣に聞けばよかった、と後悔した。
 家に帰ってから、新しいタイトル画像作り。頭の中で練ってあるイメージに沿って、ふさわしい素材を探して加工。レイアウトや文字入れの段階でデザインを一からやり直すことも決して珍しくない。

 だいたいひとつのデザインについて少なくて2〜3種類、多くて7〜8種類の画像を試作して、納得のいくものを選ぶ。それでも実際にブログに貼ってみると気になる部分が出てくるので、また手直し。JPEGだと文字が滲むのでGIF変換するのだが、すると今度は画質が劣化する。それをなるべく防ぐために手直しの際は同じ素材を使って新たに作り直す。肝心のエントリ執筆よりも手間がかかっているのは間違いなくて、なぜならうちのブログで一番アクセス数が多いのはタイトル画像だから。
 あまりに作業に熱中しすぎて、大事な用件で来ていたメールにあとから気づく。

 全然関係ないけど、「グラン・トリノ」のプレミアでの写真を眺めていたら、アーニー・ハーが堂々と歯列矯正したまま出席していたことに気づいた。大物。

(つづく)