ホワイトデーの情事

 ハウディ!普段は平凡な無職ブロガーの仮面を被って過ごし、裏では鍛え抜かれた肉体と頭脳だけを頼りに己の野望を達成しようとする非情な一匹狼・cinemathejuryです。今夜の夕食はウォッカ一瓶とボロニア・ソーセージ1キロ、それとレモン2個を皮ごと平らげました。
 さて、14日のホワイトデーはみなさんいいことありましたか?女子のなかには首尾よく海老で鯛を釣り上げた方もいるのではありませんか?
 当日ぼくはどうしていたかというと、ひさびさに我が家に彼女を招いてのんびり過ごしていました。もちろんバレンタインのお返しを用意してね!

 当初の予定では彼女の好きなアナスイのバッグでも贈ろうかと思っていたのですが、毎晩恒例のおやすみコールのときにさりげなく聞いてみたら「…えーと、ホワイトデーは…大好きなアレ…が欲しいかな…」と小声で恥ずかしそうに答えたので、当日は希望通りにアレを用意してドキドキしながら待っていました。
 部屋でふたりきりになると、さっそく彼女の鼻先にコチコチに固いアレをぐいと突き付けてあげます。いきなりのことでちょっとびっくりしたようですが、恥じらっているわりに視線はしっかりクギ付け。最初はおずおずと舌を近づけてきましたが、少しずつほぐれてくるにしたがって大胆なアプローチに。口いっぱいに頬張ってちゅばちゅばとはしたない音を立てながら唇でしごくように吸いついてきたかと思えば、根元から側面にかけて丹念に舌を這わせたり、先っぽをちろちろ舐めながら小悪魔っぽく上目遣いでこちらを見つめたりと普段の清純なイメージとは裏腹なテクニシャンぶりを披露。フィニッシュは頬をすぼめてバキュームしながら中のほうまで一滴残さず吸い取って、口の端に白いものをつけたまま「おいしかった…」とにっこり笑ってくれました。





 いくら東京で売ってないからって、セイコーマートの“北海道クリームソフト”でそこまで満足してもらえるとは、安上がりで助かるけどちょっと申し訳ないような気がしますね(彼女はコーン食べない派)。

 そのあとはちょうどWOWOW「砂時計」のオンエアがあったので、テレビ見ながらとなりで生でセリフ言ってもらってたりしてたんですけど、よく考えたら14日の夜はニップル騎士団のライブだったんですよね。
「あー、そっちも行きたかったなあ…」とぼんやり思ってたら、彼女が「いま、わたし以外のこと考えてたよね?」とか言いながら耳の穴に舌を差し込みつつぼくの砂時計を握ってきたのでその後のことはよく覚えてません。
 いつかニップルのライブに行けたらいいな(ふたりで)!