十勝の夜

 リア充なので、友人たちと旅行に行ってきました。




 日中遊びまわって、夜は屋台村で生キャベツをかじりながら飲む。



 10人も入ればいっぱいになる屋台の反対側のカウンターで、OLらしき若い女性がふたり、ガールズトークという名の赤裸々な恋愛話に花を咲かせている。やがてひとりの女性が携帯で会社の同僚らしき相手と大声で話し出した。
 世間一般の男性はおそらくもうひとりのほうを美人と呼ぶだろうが、ぼくは携帯で話しているその女性に激しく惹かれていった。
 串揚げを食べつつ、ちょっとだらしない顔立ちの彼女とのいやらしいセックスを妄想して、カウンターの下でひとり勃起する。
  


 ふと視線を感じて振り向くと、背後から北乃きい咎めるようにこちらを見つめていた。



 宿に戻って布団にくるまり、婦警のコスプレをしたちょっとだらしない顔立ちの北乃きいとセックスする夢を見た。