ザ・スパイダースの大騒動/ザ・スパイダースのバリ島珍道中
引き続き2本まとめて視聴。
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正直ストーリーはいまひとつ地味だしゲスト陣も魅力薄。でも失恋したマチャアキが顔面白塗りで桜の木によじ登って暴れるのを無音のスローモーションで見せたり、戦場のシーンで火花がマチャアキの顔面を直撃するハプニングがそのまま使われてたり、時々忘れようにも忘れられないシーンが入るので油断なりません。あとサイケデリックさ全開の「なればいい」は名曲。
前作に引き続いてマチャアキは井上順とマンションの同じ部屋で暮らしてるんですが、ご丁寧にピンクのベッドに寝て、パジャマ代わりにオーバーサイズのワイシャツオンリー。あれですか?当時の女子もカップリングとかやってたんですか?やっぱりマチャアキ受け?
最後は日活青春映画らしく、ほろ苦いけど爽やかな結末に着地するのかと思いきや、「たとえ彼女と結婚できなくても、夢の世界で自分のものにできればいいや」というすごい結論で締めるのにもビックリ。勇気づけられるなあ。たしかに空想なら誰と何をしようと自由ですものね!今夜は夢の中であなたとアナルセックス!
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この作品がいちばん日活らしいストレートな娯楽映画でした。眉無しが怖すぎる高品格と白いスーツでマシンガンを撃ちまくる内田良平、謎のセクシー美女・杉本エマらうさんくさい脇役陣がいいですね。バリの浜辺で「メラ・メラ」をシャウトするマチャアキもなんかカッコいい。
劇中でのプルトニウム(東海村製!)の扱いのアバウトさも素晴らしくて、その正体に気づいたメンバーらが取った方策は「風呂敷に包んで運び、誰も触れないようにバリ島の寺院の敷地内に埋める」!
そこで出会った現地在住の日本人・小川ひろみに助けられて、善良な村人たちと軍隊の協力で殺し屋を逮捕し、お礼に無表情かつ棒立ちの村人の前で一曲歌ったスパイダースは無事日本へと帰国するのですが、結局プルトニウムはバリ島に埋めっぱなし!おい!