カニング・キラー 殺戮の沼
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: DVD
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舞台となるのは中央アフリカのブルンジ共和国。隣接するルワンダ同様、ツチ族とフツ族が長年に渡って激しい内戦を繰り広げたこの土地で、大量虐殺の調査中だった国連の係官が体長9mの巨大クロコダイルに襲われて死亡。このニュースを受けたアメリカのテレビ局が巨大ワニを捕獲する番組を撮影するためにクルーを派遣するが…というおはなし。
実際のところはフタを開けたら人食いワニの襲撃が半分、いまなお虐殺行為を行う反政府勢力との追っかけっこが半分で、人食い動物映画にアフリカの現状を告発する政治的なメッセージを盛り込んでみましたという感じです。
肝心の巨大ワニは安いCGIのわりに結構暴れてくれるのですが、やたら目まぐるしいカット割りやエフェクトがなんだか今流行りのテレビドラマみたいだなあ…と思ったら監督はやっぱりテレビ畑の人で納得。
それにしてもあれだけ人が殺されるのに、犬だけは絶対に殺さない姿勢には感服しましたよ。