カー・ウォッシュ

 字幕は例によってユニバーサルクオリティなんだけど、だんだん慣れてくる自分が怖い。特に複数の人間のセリフをいっぺんに表示してしまうやり方は「ひょっとして凄く合理的なんじゃね?」と時々思ったり。
 ジョエル・シュマッカーの若書きの脚本はゲロ・ウンコ・チンコのオンパレードで、登場人物が黒人・白人・先住民含めてほとんどバカばっかりというすがすがしさ。そんな中で唯一ニコリともしないのがブラック・ムスリムに傾倒する若き日のビル・デューク。当時から既に仏頂面一直線ながら、サックスの腕前を披露したりと後の多才ぶりを窺わせる。それと大概の映画では小物感あふれるアントニオ・ファーガスがおネエ系のゲイに扮し、ビルに向かって「あたしはあんたよりずっと男らしいし、あんたの女よりはるかに女らしいのよ!」と言い放つのがやたらカッコよくて惚れる。
 なお、ビル・デュークオフィシャル・サイトでは、こわばった微笑みを浮かべる素敵な彼のフォトが満載!

Car Wash: Original Motion Picture Soundtrack

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