今日も秋の道東をうろつく。正直この辺はあまり紅葉はキレイではないのだが、それでも色付いた山を見るのは悪くない。標茶の町で、生まれて初めて本物の“カラスの行水”を目撃。
 「神田山陽の日曜うら長屋」で今日10月29日は写真家・一ノ瀬泰造の命日だと言っていたが、今調べたら1カ月後の11月29日が正解らしい。享年34才。今の自分と同じ歳と知って愕然とする。
 今月の「トーキング・ウィズ・松尾堂」は山崎貴監督と、作家の角田光代。山崎監督のパートはもっぱら「ALWAYS 続・三丁目の夕陽」の宣伝に終始するが、「未知との遭遇」のポスターが意味不明すぎて見に行かなかった、というキッチュさんの回想に妙に納得。
 何気なくHBCを聞いてたら日本シリーズの特別編成で「歌めぐり風だより」が昼間に移動、久しぶりに聞いてしまう。歌謡曲系のまきのめぐみと演歌系の三代目コロムビア・ローズがパーソナリティーを務めるれっきとした歌謡番組なのに、2人の声質とキャラのせいでまるでアイドル声優番組にしか聞こえないという恐るべきプログラム。随所に挿入されるネイティヴでキュートなズーズー弁、脳の溶けそうな脱力トークの合間にいきなり大川栄策の曲やイベント情報が流れ、トラックの運ちゃんのメールが紹介される、まさにカオスとしか言いようのない30分間。
 この世界の若手歌手は他にも、「歌めぐり〜」の先代パーソナリティーでブラジル出身の南かなこ、「ゴスロリ演歌歌手」として話題を呼んだ神園さやか(現在は歌謡曲路線に転向)、天然バカトークが凄すぎる音羽しのぶなど、歌声以上にパンチの効いたキャラが多いのでなかなか目が離せない。